曽爾村屏風岩公苑の桜
4月25日撮影
奈良県曽爾村にある屏風岩公苑はその名の通り、屏風のように立ち上がった200mの岩の絶壁の下に広がる公園です。
この岩は柱状節理の岩からできていて、昭和9年に国の天然記念物に指定されました。
公園にはヤマザクラの大木が植えられていて、奈良の桜巡りの最後を飾る場所として多くの観光客が訪れます。
桜は満開を少し過ぎたかなというタイミングでした。濃い霧がかかっていて柱状節理の岩肌は辛うじて認識できる程度でした。
霧が晴れるのを待ちながら広い公園を三脚を担いでうろうろと歩き回ります。どう切り取ってもきれいな風景なので、写真のアングルを決めるのにあれこれ迷って決まらないという贅沢な悩み。
霧に隠された岩肌をバックに山桜が競うように咲いています。バックの霧がゆったり流れ、風にのって桜の花びらが散っていく素晴らしいシーンを見ることができます。これは動画のほうが表現しやすい世界だなと思います。
地表では木々の緑も濃くなり、山の上にも本格的な春が来たことを告げています。
そろそろ奈良の桜は見納めが近いようです。