新緑の室生ダムから龍鎮神社を巡る
5月10日撮影
新緑が美しい季節となりましたので緑のきれいな室生ダムを巡ってきました。
室生ダムは宇陀市室生にある多目的ダムで昭和49年に完成した重力式コンクリートダムです。
朝霧たなびくダムと湖水に没した樹木や、夕景と山並み、また濡れ地蔵などフォトジェニックな風景が多いので四季を通じて写真撮影の人が訪れます。
室生ダムの周回道路から
始めはゆっくり室生ダムの周回道路を巡りました。道路のところどころにダム湖面を見通せる場所があります。
もっと朝早く訪れると湖面から霧が立ち上り幻想的な写真が撮れるのですが、今日は家をゆっくり出たので霧はありません。この時期はまだ淡い緑の木々が多くて、山々の緑色のモザイクがきれいです。
水没した木々もたくさんの若葉を付けています。
ヤマフジの花がまだ残っていました。
龍鎮渓谷から龍鎮神社を訪れる
室生ダムの周回道路を少し離れ龍鎮神社への道に入ります。神社への道は平坦で整備された歩きやすい道で、渓谷に沿って5分も歩けば神社に到着します。
渓谷を辿る道から下の方へ階段を降りると社殿があります。この写真は階段の途中から龍鎮の滝を撮ったものです。
コバルトブルーのきれいな水が太陽の光を受けてキラキラ輝いています。
川岸に降りてみると一流れている水の綺麗さがよくわかります。ちょっと岩が濡れているので足が滑りやすくなっています。
岩肌を水がクルクルクルクルと渦を巻きながら流れていきます。
ヤマセミに出会う
龍鎮神社から室生ダムの下流の方へ移動すると、なにやら大勢の人が集まっています。
大きな望遠レンズとビデオ三脚で装備した人がざっと20名ぐらい。何を撮っているのかと横までいって聞いてみると対岸のヤマセミを狙っているようです。この団体さんの装備を合計すると2000万〜3000万ぐらいするのでしょうか。
600mm+テレコンの重装備のカメラマンの横に入らせてもらって200mm手持ちで撮影を試みました。対岸にいるヤマセミは20-30分ほどの間に2回川にダイブしてくれて、なんとか撮るには撮れました。
(この写真は50%ぐらいにトリミングしています)
はっきりいって200mm位じゃぜんぜん歯が立ちません。そして三脚無しでレンズを構えてチャンスを待ち続けるのは大変です。飛んでいるヤマセミは速すぎてファインダーで追いかけていると視野から消えて見失ってしまいます。よくあんな長いレンズで追いかけることができるもんだと鳥屋さんの撮影技術に感心しました。