平城宮跡の夕景
2019年9月8日,19日撮影
夕景を撮りたくなるとよく平城宮跡に足を運びます。平城宮跡はアクセスが容易で、生駒の山に沈む美しい夕日が広い草原や平城京の史跡にうまくマッチして美しい光景を見せてくれます。
9月も中旬なると平城宮跡はすっかり秋の気配で、夕方の光も一段と澄んできます。普段よく目にする猫じゃらしも夕方の逆光の中で見ると見違えるほど素敵に見えます。今回はローアングルで猫じゃらしを撮ってみました。猫じゃらしも芒というのでしょうか、房の毛がきらっきら輝いていい感じです。
朱雀門が見通せるエリアで、イネ科らしき草の柔らかそうな葉が印象的でした。夕方の緩やかな風を受けてゆらゆら揺れています。
朱雀門のすぐ近くでススキを狙ってみました。モニターで確認するとススキより空の色のほうがきれいだったので空に露出をあわせ手前のススキはシルエットとしました。この2枚の写真は20分ぐらいの時間の違いなのですが空の色がかなり変わっています。
こちらの写真は違う日に撮影した朱雀門の夕景です。この日はよく晴れた日で、遅い時間まで空にブルーの色が残っていました。コバルトブルーの夕空をバックに朱雀門がライトアップされています。
太陽がすっかり沈み、空のブルーも消えてきました。朱雀門だけを残して周囲の光景が無彩色の世界に落ちていきます。