古いギターJumboJ-50をリペアしてみると 

今回はカメラでもプロジェクトマネジメントでもない話です。

フォークソング全盛期だった16か17歳の頃、バイトで貯めた5万円で買ったJumboのJ-50(田原楽器)というギターがあります。もう半世紀近く過去のことで、持ち物の中では最古参の部類です。

DSC 8427

ここ30年ほどは、まったく弾いていないので弦が古すぎてまともな音が出ませんでした。さらに問題はギター弦を押さえる指がすっかり柔らかくなってしまい、痛くて弦を押さえることができません。そして頭の中のイメージと違って左手、右手がまったく思い通りに動いてくれません。ギターも奏者もお互い30年の間にかなり老化が進んでいたようです。

長年付き合ってくれたギターがこのままじゃかわいそうかなと思い近くのギター工房に持ち込んでリペアをしてもらいました。工房のマスターにチェックしてもらうと、ナット側の弦高が高すぎるので弦が押さえにくいようで、これは経年劣化じゃなく最初からということ。あとトップのスプルース材に打ち傷による割れがあるので割れが広がらないよう内側からの当て木を施こすとのこと。ナットの高さ調整と、当て木の補修、弦の交換を含めて10,000円でお釣りが来ました。

 

DSC 8414

リペアから戻ったギターを弾いてみると予想を越えてとんでもなくいい音でなっています。こんなに鳴りのいいギターだったのかとあっけに取られました。
昔はギター用のいい材料があったので、値段の割にはいい材料が使われていたようです。トップはスプルースの単板、サイドとバックはローズウッドで単板か合板かはわかりません。まあ合板でしょうかね。

さてギターは復活しましたが、おっちゃんの指は昔の動きを取り戻すことができるでしょうか。そのへんが残された問題です。 ちなみに好きなプレーヤーは Doc Watson。

ほったらかしていたのでギターをチューニングする音叉が見当たりません。(そう、昔は音叉でチューニングしていたのです^^)
というわけでKORGのチューナーを買いました。

操作もカンタンでギーターのチューニングがとっても楽になりました。