天理市藤井町の正月行事「鬼打ち」を見てきました 2023
2023年1月13日撮影
天理市藤井町の三十八神社で行われた、お正月の伝統行事「鬼打ち」を見てきました。
鬼打ちは毎年1月13日に、厄除けや五穀豊穣を祈願して行われます。
過去の記事(2022/01)→天理市三十八神社の鬼打ち行事 2022
過去の記事(2021/01)→天理市三十八神社の鬼打ち行事
例年は道路に雪が残っていたりしてとても寒いという印象があるのですが、今年は穏やかな気候にめぐまれました。14時ころに三十八神社に到着すると準備がかなり進んでいます。
竹をカゴメに編んで鬼打ちの的が作られています。小鍋で炊いた糊を平刷毛で伸ばしながら大きな的に半紙を貼っていきます。最後に鬼という字を中央に貼り付けて、その字の下に青竹で作られた鬼の鼻をぶら下げます。
神殿での祭事のあと、境内で神職が天地に、地区の長老が東西南北と「鬼」の的に向けて矢を放ちました。
その後、氏子たちが次々と鬼の的をめがけて矢を射ます。
今日はNHKの取材チームが入っていて、地域の人の弓打ちの最後にGoProをヘルメットに付けたNHKの若者が弓打ちに挑戦しました。ただ弓矢を扱うのは初めての体験だったようで弓の持ち方や矢のつがえ方が判りません。地域の方々が若者をあれこれ指導している図です。
さすがに今の若者は子供時代に手製の弓矢で野原を駆け巡るような遊びは経験していないんだろうな。