東大寺二月堂の十七夜盆踊り

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2024年9月17日撮影
毎月9月17日は東大寺二月堂で盆踊りが盛大に行われます。17日は観音様の縁日でそのなかでも旧暦8月17日は十七夜(じゅうしちや)と言って各地の観音様では様々な法要が行われています。この東大寺二月堂の盆踊りは観音様の縁日にちなんだもので、平成5年に復興されてから奈良の盆踊りの踊り納めということでたくさんの方が踊りに参加されます。

二月堂下の境内に盆踊りの櫓が建てられて、二月堂・三月堂の境内いっぱいに踊りの輪が幾重にも広がります。櫓の上で演奏されるのは河内音頭と江州音頭、昔から聞き馴染んだ盆踊りの音頭です。

地元の人、たまたま奈良に来られた観光客の方、各地の盆踊りにグループで参加されている踊り連の人たち、色んな人がごっちゃ混ぜになり音頭のリズムに身を任せています。見ているだけで平和だなと思います。

折しも今年の9月17日は「中秋の名月」の日でした。盆踊りが最高潮を迎える頃には三月堂の伽藍の上にきれいなお月さまが姿を見せてくれました。