川上村高原十二社神社の秋祭り〜千本杵搗きと餅撒き〜
2024年10月1日撮影
川上村高原にある十二社神社の秋祭りに行ってきました。コロナ禍でずーっと休止していた御供まきが5年ぶりに再開されました。
御供まきに先立って、子どもさんによる千本杵搗きが行われます。川上村の広報によると子どもさんの氏子入りをお祝いするもので、千本杵搗きに参加される子どもさんが付き添いの家族と一緒に神様にお参りしています。
杉の木で作られた餅杵には子どもさんの名前が書かれていてカラフルな御幣で飾られています。各家で自作された杵なのでしょうか。音頭に合わせてお餅が搗きあがりました。
千本杵搗きが終わるといよいよ御供まきが始まります。はじめに餅の撒き手さんが神様にお参りします。
こちらの御供まきは独特の衣装を纏い、顔に化粧をした撒き手がお餅の入った籠を肩に担ぎ境内を走りながら餅を投げ上げるというやり方です。この餅まきは始めてみました。
みんなにお餅がいきわたるように「女性だけ」とか「お年寄りだけ」とかグループ分けしてお餅がまかれます。グループ分けしなくてもいいほど大量のお餅が用意されているのですがこれは怪我防止の配慮でしょう。「こんどはカメラマンだけ」と他所から来たカメラマンにまで心遣いいただいてたいへん恐縮します。遠慮なくお餅は拾わせていただきました^^)
大きいお餅は頭上に上げて境内を走ったあと空高く投げ上げられます。秋晴れの澄んだ空の中へ姿を見失うほど高く投げられます。
地上で待ち構える人たちが落ちてくるお餅をうまくキャッチするのが驚きです。
たくさんのお餅がなくなった頃に伊勢音頭が唄われて秋祭りが締められました。