転害会(てがいえ)・手向山八幡宮

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2024年10月5日撮影

転害会(てがいえ)は手向山八幡宮の例大祭で毎年10月5日に執り行われます。例年なら手向山八幡宮で神事を行った後、転害門に神輿を迎え神事や東大寺僧侶の法会、舞楽の奉納が行われます。今年は天候が良くなく、神輿渡御・転害門での祭典行事は取りやめとなり、御本社での祭典の後、舞楽奉納が行われました。
過去の投稿(2023/10)→奈良市手向山八幡宮で転害会が行われました

手向山八幡宮の拝殿に雅楽を演じられる方々が揃われました。奈良で住んでいると生の雅楽演奏を聞く機会が多いのですが、他の地域でも普通に聞けるのだろうかと時々思います。

今年の演題は「貴徳(きとく)」緑色を基調とした衣装を着けた右方の一人舞です。散手(さんじゅ)とともに王舞ともいわれる勇壮な舞です。

解説のWEBを調べると”漢の宣帝に匈奴(きょうど)の日逐王(にったくおう)が帰服したので、見返りに帰徳侯に封じたという故事に基づく。”と書かれています。浅学な私としては古代中国の話はまったく知識がなく説明を理解できませんでした。ともかく背景はわからずとも勇壮な舞であることはわかりました。