生駒市宝山寺の大しめ縄の掛け替え行事
2024年12月16日撮影
生駒市の宝山寺で鳥居の大しめ縄を掛け替える「大注連縄(しめなわ)奉納」が行われました。宝山寺は生駒の聖天さんとして親しまれている寺院で、商売繁盛や禁酒などの断ちものを祈願する庶民信仰の寺として知られています。新年に向けて、毎年12月16日には宝山寺青年会の方々が作られたしめ縄が奉納されます。
過去の投稿(2018/12)→生駒市宝山寺の大注連縄奉納〜大しめ縄の掛け替え行事〜
しめ縄は長さ6.5m、重さ400Kgととても大きな注連縄で、宝山寺青年会がもち米のわらを使って作り上げます。
この大注連縄を一之鳥居に吊り上げるのですが、6本のロープを使って信者さんや一般の参拝者が力を合わせて引っ張り、鳥居の貫(ぬき)まで引き上げます。
僧侶の法事が行われた後、六根清浄の掛け声とともに大注連縄が吊り上げられていきます。
しめ縄が鳥居の貫まで吊り上げられると、上から散華やテープ、色とりどりの切紙がキラキラ光りながら舞い降りてきました。
最後に参加者にお餅がふるまわれました。
取り替えられたみずみずしいしめ縄を見上げると、晴れやかに新年を迎えられそうな気持ちになります。