2017春日若宮おん祭(その2)〜お渡り式からお旅所祭〜

お渡り式の第七番で競馬（けいば）が行われます。
赤と緑の装束を身につけた騎者が参道を疾走し、この競馬の勝敗で舞楽の蘭陵王と納曽利の舞の順番が決められます。

競馬では二騎づつ三回の競争が行われます。一回目の競争は赤青が競り合ってくれたのですが、二回目、三回目では「ほんとうに同時スタートしたのだろうか」と思うほど赤青の騎者が離されてしまって同時に撮影することができませんでした。

馬の走った後お世話をする人が追いかけていきます。流し撮りのテストのために撮らせてもらいました。

お旅所では神様に神饌がお供えされ、宮司の祝詞の奏上の後日使（ひのつかい）や大和士などの礼拝が行なわれます。
それらが終わったあと巫女さんの神楽（かぐら）が始まります。

細男（せいのお）の芸です。白い衣装の六人の舞人が顔を白い布で隠しゆったりした動きで舞を行います。この頃からあたりが暗くなってくるのも併せて独特の不思議な雰囲気に包まれます。

神楽式（かぐらしき）が始まる頃にはすっかり暗くなり寒さも一段と厳しくなってきます。
今日はお旅所の特別桟敷席から写真を撮っていましたが写真的にもそろそろ撮影限界のようです。1/60ss,f2.8,iso6400

来年はおん祭り保存会に入会してお旅所祭参列券でお旅所のなかで撮影しようかと思っています。