天理市竹之内の環濠集落と菜の花
2018年3月16日撮影。
桜井市の三輪山のふもとから奈良市の春日山のふもとまで、奈良盆地の東端を山の辺の道が続いています。その道の半ばあたり、天理市の竹之内には環濠集落跡があります。この環濠は南北朝時代に集落を盗賊や野武士から守るために作られたもので、現在も集落の入り口だけですが環濠が残されています。
まだ風が寒い3月の中旬、環濠集落を歩いてみました。
環濠を雑木が囲んで水面に影を落としています。この花は桜でしょうか、春の彩りを添えてくれています。
環濠の堤を歩いて同じ桜を撮ってみます。桜の花と瓦屋根の家がマッチして本格的な春の訪れを予感させてくれます。
環濠集落を後にし、少し西側に歩くと菜の花畑が見えてきます。ここで菜の花が作られているのは最近のことだと思いますが一面の黄色い花が華やかでこの辺りの有名な撮影ポイントとなっています。
竹之内は山裾の少し高い場所に位置しており奈良盆地をぐるりと見通すことができます。菜の花越しに金剛山・葛城山・二上山の姿を見ることができました。