宇陀市榛原〜室生のコアジサイ
5月29日撮影
宇陀市の仏隆寺から室生へ抜ける山道が前々から気になっていて、この新緑の季節に訪れました。
仏隆寺近くの峠道からの眺望で赤埴の集落を見下ろす位置となります。田植え時期の水がはられた棚田が一望できます。遠くに見えている山なみは東吉野方面でしょうか。
目を転じるとこんな風景も見れます。
しばらく山道を進んでいくと急にあたりがほのかに爽やかな香りに包まれました。斜面の上の方でコアジサイが薄い青色の花を咲かせていました。紫陽花はほとんど花の香りは感じませんがコアジサイははっきりそれとわかる香りがします。
コアジサイといえば奈良県では東吉野村と川上村の堺にある足ノ郷越(あしのさとごえ)の群生が有名です。そちらほどの大きな群生ではありませんがこのあたりでもコアジサイは見れるようです。
このような小規模に咲いているコアジサイも一つ一つの花が際立って可憐な感じがします。
コアジサイの香りを覚えると花の姿より先に香りだけで花を見つけることができます。
一雨降って花や葉っぱが濡れて背後に霧が入ると一層しっとりした感じが高まりいい雰囲気になりそうです。