初夏の訪れ大神神社のササユリ
5月29日,6月9日撮影
初夏らしいさわやかな気候が続いているこの時期、桜井市の大神神社の周辺でササユリが咲き始めました。今回訪れたのは大神神社の「ささゆり園」と大美和の杜展望台から久延彦神社へ続く参道横にあるささゆり園です。
今年は例年よりすこし早く開花が始まったようで淡いピンクの花が園内で見ることができました。
こちらは、大神神社のササユリ園です。斜面を利用してササユリが栽培されていてその周りをぐるっと一周花を見ながら回遊できるようになっています。
ササユリの花は回遊路に背を向け内側に向かって咲いているのが多く、なかなか花の正面を見ることができません。なぜこちらを向いて咲いてくれないのでしょうかね。写真写りの良さそうな花を探しながら回遊路を歩いているとぐるぐる2,3周回ることになります。
良いアングルで花の姿を写真に収めるには望遠のレンズで狙うのが良さそうです。
ササユリは大神神社の御神体の三輪山周辺にさくさん咲いていたそうで御神花として大切にされています。6月16日には翌17日に奈良市率川神社で行われる三枝祭(さいくさのまつり)で用いられるササユリを三輪から奈良まで届けるササユリ奉献神事が執り行われます。
こちらは久延彦神社近くのささゆり園です。大神神社の「ささゆり園」より幾分開花時期が遅かったようですが、こちらまで立ち寄る観光客は少ないので園内をゆっくり楽しむことができます。
ささゆりはみっちりと群生しているわけでなく、それぞれの花が間隔を空けて咲いています。ここでも花を撮影するために望遠レンズが活躍してくれます。
ささゆりの花弁の色は白いものから、淡いピンク、濃いピンクと個体によって差があります。こちらのササユリ園のほうが色の違いが際立って見えるように感じます。
写真を撮り終わったので、階段を登って大美和の杜展望台まで上がりました。ここからは大和盆地と大和三山を一望することができます。この日は曇で空気もあまり澄んでいなかったので眺望はイマイチでした。今度天気のいい日に再訪したいと思います。