桜井市大神神社 御田植祭
6月25日撮影
桜井市の大神(おおみわ)神社の神饌田(しんせんでん)で御田植祭が行われました。
神饌田(しんせんでん)は戦後無くなっていましたが、平成2年の天皇陛下の御即位を記念し豊年講の人たちの協力によって「大美和の杜」に復活されました。毎年6月25日には神事が行われたあと、水がはられた水田に早乙女、田作男により早苗が植えられます。
神饌田(しんせんでん)の周りで一般の人が入れる場所は神殿に向かって右側の一つの辺だけです。神事が始まる1時間前には人が入る余地がないほど多くのカメラマンがひしめき合っています。
祝詞が捧げられた後、神職から早苗を受け取った田長(たおさ)達は、早苗が入ったのかごをおおこで荷なって神饌田(しんせんでん)の縁を苗を投げ入れながら回っていきます。
早乙女たちは一列に並び、田長(たおさ)の打ちならす太鼓の音に合わせて早苗を植えていきます。
今日植えられた苗は10月20日の「抜穂祭」で収穫され、大神神社の祭典でお供えされます。