御所市鴨都波神社（かもつばじんじゃ）の献灯行列

7月16日撮影
御所市鴨都波神社（かもつばじんじゃ）では毎年7月16日と体育の日の前々日に献灯行列が行われ、三段の「ススキ提灯」が奉納されます。ススキ提灯は竹の竿に10個の高張提灯を4,4,2個の3段に組んだもので、竹竿の先端には御幣が飾られています。

町内の各氏子地域で作られたススキ提灯は18時頃から葛城公園に集まってきます。すべての提灯が出揃った頃、ろうそくに点火され、若衆の伊勢音頭をきっかけに、ススキ提灯の行列は葛城川に沿って鴨都波神社に向けて出発します。

日が暮れて徐々に色を失っていく葛城の山々を背景にし、提灯の火は少しずつ明るさを増していきます。

いままでこのお祭りはススキ提灯を持って葛城川に沿っておごそかにお宮入りする静かなお祭りと勝手に思い込んでいましたが間違っていました。
お宮入りしたあとは一気にヒートアップします。

太鼓衆の太鼓が打ち鳴らされる中、各氏子たちによるススキ提灯の練り回しがはじまります。

提灯をもって境内を走り回ったり、片手で頭上高く持ち上げたり、頭の上でバランスを取ったり、ハンマー投げよろしくススキ提灯を旋回させたり、、、いろいろな技を繰り出して楽しませてくれました。

夕焼けも、お月さんも、花火も、ススキ提灯も、様々なきれいなものが見れた一日でした。