花の御寺の紅葉〜桜井市長谷寺〜
2018年11月27日撮影
桜井市の長谷寺は西国三十三所第八番札所であり、また花の御寺と称され四季を通じてさまざまな花で参拝客を迎えてくれます。ちょうど訪れた日はご本尊の十一面観音菩薩の特別拝観が行われており大勢の参拝客で賑わっていました。
この時期は紅葉が伽藍を華やかに飾り立てています。いつもの習慣ですが、本堂に上る前に本坊に立ち寄り、ここからの本堂と五重塔の姿をゆっくり眺めます。
今日は紅葉を求めて登楼の西側の道を選び五重塔までのぼりました。紅葉と五重塔が真っ青に晴れ上がった空に対して見事なコントラストを見せてくれます。
ここから本堂を見ると、背景の山の緑にパッチワークのように雑木の紅葉が差し色として入ってとてもきれいです。
さらに本堂の方へ進むと紅葉が頭上から滝のように降り注いできます。
振り返ると五重塔がモミジを透過してきた光で包まれていました。このようにデリケートな露出が求められる撮影はデジタルカメラではモニターを見ながらカメラの設定を調整して、いい露出が得られるまで何度も撮影します。昔のカメラマンはこんな露出合わせは本当に大変だったことでしょう。
本堂の舞台からの遠景です。
本堂からは登楼を降りながら紅葉を楽しみました