東大寺二月堂竹送り〜山城松明講〜
2月11日
東大寺二月堂の修二会で使われる松明の竹や、蔓(つる)、楊(やなぎ)などは、各地の講の人々によって寄進されています。お松明に使われる竹は近畿一円から奉納されますが、毎年2月11日に行われる京田辺の「山城松明講」の竹送りは地元の住民や観光客も参加でき、修二会が近いことを知らせる行事として定着しています。
朝早く京田辺の竹林から切り出された竹は、観音寺で道中の安全を祈願する「竹寄進」が行われた後、奈良坂を越えて一旦転害門まで運ばれます。
転害門前広場では歓迎式典があり和太鼓演奏やぜんざいの振舞いがありました。ここから竹は大八車や肩に担いで二月堂まで運ばれます。
竹を肩に担いで東大寺南大門を一気に通り抜けていきます。
東大寺中門で休息した後、二月堂に向けてネコ坂を通り、二月堂の参道を登っていきます。
大勢の人々の手によって運ばれてきた真竹は二月堂前に立てられて本番を待ちます。
いよいよ二月堂修二会も間近です。