大和文華館のささゆり

2019年5月28日撮影

大和文華館は奈良市学園前にある美術館です。大きな美術館ではありませんが、日本・東洋美術の素晴らしい作品が展示されており、さらには美術館を囲む庭園の美しさで相まって多くの人が来館されます。
今回訪れた5月28日はささゆりの無料招待デーだったようで、かなりの強い雨が降っていたのですが多くのお客さんが来られていました。

ササユリはつい最近咲き始めたようです。花の数は少なかったのですが雨に打たれた可憐な姿を周遊路から見ることができました。周遊路から花までは遠いので望遠レンズがあるといいですね。

つぼみが開いてきたササユリです。雨粒がついた淡いピンクの花弁がとても印象的です。
このまま花が開いてピンクの花をつけるのでょうか、それともつぼみのうちはピンクの色が濃くて花が咲くと白くなるのでしょうか。

まだまだ蕾が固く花が開き始めるのはもう少し先でしょう。ちょっと変わった鳥みたいなフォルムです。

この白い花はウツギの花です。そろそろ花が終盤で、この雨で一気に散り始めたようです。
ウツギの花は別名「卯の花」で、この花を見ると佐佐木信綱さんの「卯の花の 匂う垣根に 時鳥 早も来鳴きて 忍音もらす 夏は来ぬ」という唱歌を思い出します。ちょうどこんな季節なんでしょうね。

これはムラサキシキブの花です。秋につける紫色の実がとても印象的ですが、こんな可愛い花を咲かせるんですね。
花が小さすぎてピントを合わせるのが難しすぎます。