宇陀市榛原の花火大会

2019年8月4日撮影

宇陀市榛原の花火を見てきました。はいばら花火大会は花火の打上数が4000発と奈良県で行われる花火大会では最大の打上げ数を誇ります。ネオンやけばけばしい街の明かりなど花火のじゃまになる光がほとんどない山々に囲まれた盆地に花火が上がる人気の花火大会です。

今年は帰りの混雑を警戒して、近鉄榛原駅から3kmほど南西に離れた大宇陀野依あたりから撮影することにしました。
さすがに榛原まで行くと涼しいですね。汗もかかずに快適に撮影できました。

Haibara hanabi1

薄暗いうちにベースとなる背景を撮影したのですが、空が明るすぎ、空の露出を優先すると写したい赤い鳥居が暗く沈んでしまいます。さてどうしようかと考えていたら、お隣の女性がレンズの前で黒い紙を動かしています。
あ、なるほどねと気が付き、見様見真似で初めての紙技をやってみました。なかなか難しい技ですね、何回かのトライでなんとか背景を撮影することができました。

Haibara hanabi2

この写真はphotoshopを使ってベースの背景に花火の写真を重ねています。 

Haibara hanabi3

3kmも離れていると、花火が光った後にかなり時間が経ってから音が届きます。静かな田んぼの中で見る遠くの花火と遅れて届く音、その光と音の同期がずれていることがなにか違う世界の光景を見ているような気分になって行きます。

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花火が終わってふと反対の空を見上がるときれいな星空が広がっていました。久しぶりに夏らしい星空と天の川を見ることができました。ここは大宇陀野依なので空の向こうは吉野町でしょうか。