奈良カエデの郷ひらら
2019年11月2日撮影
宇陀市菟田野古市場の奈良カエデの郷ひららは2006(平成18)年に廃校となった旧宇太小学校跡地を利用したカエデ園です。
小学校の木造校舎は、カフェや図書館、みやげ屋として活用されており、この11月1日からゲストハウス「奈良カエデの郷ひらら」もオープンしました。
世界のカエデ1200種3000本ものカエデが集められ小学校の校舎前に植えられています。
この校舎は1935年(昭和10年)の建築で、長い年月を経た杉板の校舎の壁がいい雰囲気を醸し出しています。
背の高いカエデの木が多くて木造校舎の全容は見にくいのですが、木に囲まれた木造校舎はとても美しく感じます。
校舎の中は在りし日の学校の空気がそのまま残っています。
土曜ということで沢山の観光客が来られていました。ちょうど居合わせたお嬢さんが廊下に残された古いピアノをずっと弾いています。長らく調律されていないのでしょうか、ややくすんだピアノの音色がいかにもノスタルジーを感じさせてくれます。
初めてきた場所なのですが、校舎のあちこちを歩くと懐かしい雰囲気でいっぱいになってきます。カエデを見に来たのですが木造校舎にすっかり魅入られてしまいました。