秋晴れ晴天の龍王ヶ渕へ
2019年11月2日撮影
今日はきれいな秋晴れの予報、奈良カエデの郷ひららの撮影待ち合わせまでの時間を利用して龍王ヶ渕へ行ってきました。昨年の秋の龍王ヶ渕の様子はこちらから。
今日は放射冷却でかなり冷え込んでいます。宇陀や榛原の地域はこの時期はとても霧が出やすく、この棚田も霧にすっぽりと包まれていました。刈り取りの終わった稲株から生えてきている新芽の緑が印象的です。しっとりと朝露に濡れていることでしょう。秋の季語に【穭】(ひつじ:禾偏に魯)という言葉があることを最近教えてもらいました。
龍王ヶ渕に到着すると天気予報通りきれいに晴れわたりました。風はほとんどなく水面が穏やかな表情を見せています。
水面に映り込む杉木立ちや葦の群生がとても美しく時間を忘れて見入ってしまいます。近くの堀越神社の方からアコースティックギターの音と美しいボーカルが聞こえてきます。歌の練習でもなさそうで、どうやら神様に歌を奉納しているようです。
池の周りには遊歩道が設置されていて周囲を散策することができます。歩いていくと見る場所により景色が移り変わって飽きることがありません。
このあたりは菱の葉が水面を覆っています。この時期は菱の葉も紅葉するようで、葉の赫色と青空の映り込みの色の対比がとても美しいです。