ニコンの標準ズームレンズAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRを修理した〜えっ?VRが動いていなかったの?〜
長年使ってきた標準ズームレンズAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRです。購入したのは2011年頃で、主力レンズとして10年近く酷使してきました。
さすがに近頃はあちこち気になるところがあって修理に出すことにしました。
気になっていたところは次の3点です。
- フォーカスリングを手動で回すとギシギシと固くてスムーズに回りません。オートフォーカスは問題なく動くのですが手動動作が重くてピントの微調節で苦労していました。
- ズームリングのラバーが経年劣化でビローンと伸びてしまいレンズ筒から浮いてしまっています。動作には影響ありませんが美観的にはいまいちです。
- レンズフードのガタツキが大きくなってフードがレンズに固定できません。レンズフードを新品に交換してもレンズ側の受け部が摩耗してきっちり固定できません。
コンプラザ大阪のサービス窓口で修理見積もりをしてもらったら費用は¥3万ぐらい、期間は13日ぐらいという感じでした。常用の標準ズームなので13日の修理期間の間レンズが使えないのはつらいのですが2月に入ると撮影が忙しくなるので、やや余裕のあるこの時期に修理に出すことにしました。
そして13日が経過しました
レンズの修理ができたということでニコンプラザ大阪にレンズを引き取りに行きました。修理を依頼したピントリングの動作不具合、フードの固定部のガタツキ、ズームリングのゴムの劣化はちゃんと修理あるいは部品交換されていました。修理されたレンズをカメラに装着して正常に動作することを確認しようとすると、係員さんが修理票を見ながら修理内容を説明してくれました。
その説明の後
「お客様、このレンズ、VR(手ブレ補正機構)がまったく動作していませんでしたので、基板とVR部を交換しました」、、???
「え?、今まで手振れ補正なしで撮ってたの?」
「そのようですねー」
と驚きの事実が知らされました。
レンズのVRが効いていなかったことにもびっくりしたのですが、それよりも今までVRが効いていないことにまったく気がつかなかった自分に驚きです。ほんと知らんかったー❗️
いつの頃からこの故障が発生していたのかはわかりません。たしかにカメラをD700からD850に替えた当初は手ブレが発生して、やっぱり高画素のカメラは手ブレを起こしやすいのだなと思い1/60ssより長いシャッターを切るときはかなり気を使っていました。
これからはもっと遅いシャッターで攻めることができるのでしょうか。