今日は夏至、山添村切幡で虫送りが行われました
2020年6月21日撮影
6月中旬から夏至の頃、奈良県の東山中と呼ばれる地域(奈良市、天理市、宇陀市、山添村の山間部)では古くから伝わる虫送り行事が行われます。虫送りは、日が暮れた頃にみんなが松明を持ち寄り、水田につく害虫を松明の炎で追い払ながら虫を供養するとともに今年の豊作を願う伝統行事です。
今年は山添村切幡の虫送りを見せて頂きました。
2018年の下笠間の虫送りの様子はこちらから⇒
19時頃に極楽寺の境内に住民の皆さんが手に手に自作の松明を持って集まってきました。松明の作り方は特に決まっていなくて、個人個人が好きなように作るとのことですが、なんとなく同じような材料、同じような作り方の松明となっているようです。
19:30頃に堂内の灯明の火が持ち出され、みんなの松明に火が移されると虫送りの行列が動き始めました。
水田の横を松明の列が一列になってゆっくり進みます。松明を脇の水路や水田の稲に突き出して害虫を追っていきます。
田に入れられた水に松明の火がゆらゆら反射すると情緒たっぷりの写真になるのですが、今年は行列を追いかけるのに精一杯ですっかり忘れていました。
通りのそばのお家で、お父さんが庭先から松明が通っていくのを見送っておられます。昔から続いてきた行事が今年も平穏に行われていることは本当に喜ばしいことです。
切幡地区のランドマーク(と私が思っている^^)の消防の火の見やぐらを虫送りの行列が進みます。
虫送りが始まって30分ほどで松明の行列は集落の外れまでやってきました。ここで松明が集められ今年の虫送りは終わりです。
帰り道、水田の向こうの山の端をみるとホタルが飛び始めていました。そろそろホタルの季節も終わりを迎えます。
From mid-June to the summer solstice, the area known as Higashisanchu in Nara Prefecture (Nara City, Tenri City, Uda City, and Yamazoe Village) , they hold the traditional event of sending off insects “mushi-okuri”.
At the end of the day, people bring torches to the paddy fields and use them to drive away the pests in the fields with the flames. This is a traditional event to make offerings to insects and wish for a good harvest this year.
This year, I visited Kirihata, Yamazoe village to see this event.
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