宇陀のサルスベリを巡る
2020年9月1日撮影
今日は宇陀市の室生から菟田野、大宇陀のサルスベリをぐるりと巡ることにします。最初は室生の万寿寺から。
室生多田 万寿寺のサルスベリ
SNSのお友達が写真をアップしてくれたので私も行ってきました。何でも有名な写真家の作品でこのサルスベリで知られるようになったとか。
花の付き具合は最高で、朝の光に照らされてキラキラと光っていました。あとは自分の腕なんですが、こればっかりはどうしようもなく。
縦構図で撮るとこんな感じとなります。手前の道と背景の竹やぶのバランスをどうしたものかというところでしょうか。
被写体が美しすぎて、カメラマンの腕が試される難しい場所です。
広角で寄ってサルスベリをアップで撮ってみました。
一眼レフカメラがバリアングルや、チルト式のモニターを採用し始めた時「そんな機能はいらんやろ〜」と食わず嫌いで批判していたのですが、D850でチルトモニターを使い始めてからは「こんな便利なものがあったのか」ところっと認識が変わりました。
サルスベリの横でたくさんのキバナコスモスが咲いていました。もうじきにサルスベリの時期が終わってコスモス、ヒガンバナの撮影が始まります。
室生三本松 安産寺のサルスベリ
奈良の山間の集落を訪ねると、なぜこんな仏像がこのお寺にあるのだろうと思うことがあります。先日サルスベリを見に訪れた忍阪(おっさか)の石位寺では、国の重要文化財である石造薬師三尊像がおられ、幸運にも参拝することができました。
この安産寺もお堂の中には子安地蔵と呼ばれる地蔵菩薩像が安置されていて国の重要文化財です。安産寺は無住のお寺で、普段地蔵菩薩像は公開されていませんが事前に連絡すれば参拝ができるようです。
境内のサルスベリは、花はしっかり咲いているのですが葉っぱが少ないように思えます。時期的な理由なのか、樹の体調の理由なのでしょうか。
室生田口 法圓寺のサルスベリ
法圓寺さんは室生寺から4Kmほど南下し、山道を上がったところにあります。
おだやかな雰囲気のある山門で郵便のポストが印象的でした。郵便の看板が出ているので郵便事務をされているのでしょうか。
境内に足を踏み入れると、大きなサルスベリの木があります。ちょうどお寺の方がおられましたのでお話を伺うと、例年ならお盆の頃に花が咲くのだが今年は6月ころの天候不順の影響で開花が遅れ、花の付きも例年よりはよくないそうです。
お寺へ行く道で咲いていたサルスベリです。
宇陀市菟田野 宇賀神社のサルスベリ
菟田野宇賀志にある宇賀神社を訪れました。
神社の社殿とかは極々普通に見えるのですが、この土地の歴史は日本書紀の神武天皇東征までさかのぼり、神武天皇の一行が吉野から宇陀に入るときこのあたりで豪族と争いがあったと伝わっています。今度はそちらの話で訪れたいと思います。
大宇陀春日 慶恩寺(けいおんじ)のサルスベリ
大宇陀春日にある慶恩寺は宇陀松山城主秋山氏の菩提寺です。お寺の外で大きなサルスベリを見ることができます。
花の咲きっぷり、木のボリウムでいうと今日一番のサルスベリだったと思います。