田原本町村屋神社の摂社久須須美神社の三夜祭のお供え
2020年12月23日撮影
村屋坐弥冨都比売神社(むらやにますみふつひめじんじゃ)は、奈良県田原本町にある神社で、大神神社の別宮とも称されてます。大神神社を詣っただけでは片詣り、両社に詣ってさらにご利益が増すといわれております。
最近はコロナ感染者が増えてきて外出するのも気を使うのですがここ村屋神社さんはアマビエの御朱印で話題となっている神社なので安心して参拝することができます。
村屋神社の境内摂社久須須美神社では12月23日の夕刻に三夜祭の神饌がお供えされます。このお供えを見たくて今日はお参りさせて頂きました。
到着した時刻が遅く、そろそろ日も暮れようかという時刻だったので参拝される方は誰もいません。お供えは二匹の鯛と、大根と人参ですでにお供えされていました。
鯛の重さのせいかクルリと回ってしまい正面が見えません。既に神さまへお供えされたものなので触る訳にもいかず、そのまま撮っています
現在はお供えするだけで他には行事は行われませんが、もともとは三夜祭、三夜待では集落の人が集まって飲食をしながら二十三日の月を待つ行事だったと思われます。
月齢二十三日の月は下弦の月で月の出が夜の12時ころなのでほぼ真夜中の行事なんですね。
いつ頃から始まって、いつ頃に人が集まらなくなったのかとか、なぜお供えが鯛と大根と人参なのだろうかとか、当時はお供えを下げた後どうしたのだろうかとかいろいろなことが気になってきます。