當麻寺のぼたん
2021年4月21日撮影
葛城市の當麻寺は多くの文化財、宝物を有しているお寺で、毎年4月中旬から5月上旬にかけて何千本ものぼたんが咲き誇ります。
ぼたんの花は各塔頭寺院で公開されていますので、奥院から西南院、護念院、中之坊と巡ってきました。
奥院からぼたん園を巡っていきます。背景に見える門は江戸時代初期に建築された鐘楼門で重要文化財に指定されています。
この日の天候は雲ひとつないほどの快晴で、花の見物には最適なのですが、カメラの撮影にはちょっと苦労します。
花の時期としてはちょうどいい時期で、これから満開を迎える花が多いようです。ぼたんだけに限らないのですが、當麻寺の庭園はかなり丁寧に維持管理されていて、花の時期が過ぎたぼたんはバックヤードで育てられた花と頻繁に入れ替えがされているようです。
こちらは西南院のお庭だと思います。順番に撮っていってどの写真がどちらの寺院のお庭だったかが怪しくなっています。
めずらしいハナイカダの木がありました。葉の上に花が咲き実がつくので「花筏」という名前が付けられています。ハナイカダは雌雄異株で、西南院ではメスの木とオスの木が並んで育てられていました。
當麻寺の西塔です。手前の赤い花はシャクナゲでちょっと暑さでぐったりしていました。
あちこち歩きながら美しいぼたんを探します。ぼたんの花同士の位置の組み合わせ、背景となる傘とのバランス、背景のぼかし方を試しながらの撮影です。
今日は意外と人出が少なかったのでゆっくりぼたんの撮影を楽しむことができました。