曽爾村屏風岩公苑の紅葉2021 〜桜の名所は紅葉もすばらしかった〜
2021年11月4日撮影
FaceBookでは今シーズンの紅葉はイマイチだなぁという投稿が目に付きます。SNSの記事なのでちょっと話を盛りぎみにオーバーに書いているのだとは思いますが、イマイチだと言われるとやっぱり「さあ!紅葉を取りに行くぞ!」という気力がいくぶん少なくなるのは事実です。とはいえ有名なところだけは撮影しておきたいので曽爾村の屏風岩公苑へ行ってきました。
屏風岩公苑山桜の名所として有名で、晩春には多くのカメラマンが押し寄せますが、実は紅葉もすばらしいのです。
駐車場に止めて岩壁を見上げるといきなりこの風景なのです。「だれだ今年の紅葉はイマイチと言ってたのは」と文句を言いたくなるほどの紅葉です。
期待していた山桜の葉っぱの紅葉はすでに時期を逸していますが、岩肌を覆っている広葉樹の紅葉だけでも十分美しい景色です。
今日は良い天気にも恵まれて、こんな濃い色の青空ってあるのだなと何度も見直すほどの深い青色です。Photoshopのブラシツールでひょいひょいと描いたような白い雲が出ていました。天候の運を使いすぎたような一日です。
望遠レンズを通して山肌を見ると、荒々しい岩肌に広葉樹の紅葉がパッチパークのように張り付いています。木々によって少しずつ色が変わっていて見飽きることがありません。
近くに目を転じるとこれから紅葉が進んでいく若い広葉樹の木立がありました。この木はなんと言う木なのかな?カツラとかナラの仲間かな。
黄葉とわずかに残っている緑の葉の混ざり方が爽やかな感じです。
こちらではすすきが銀色の穂をつけて風にゆれています。逆光の光ですすきの穂が浮かび上がるよう遠くの山を背景にしました。
場所を移動して鎧岳の紅葉を撮りました。
鎧岳は曽爾のシンボル的な岩山で南面の柱状節理が特徴です。
この写真は青蓮寺川にかかる岳見橋と称されている橋の近くから同じく鎧岳を撮影しました。
ゴム長を持っていたら川に入ってもう少しいいアングルで撮れそうなんですが普通の靴ではこの辺が限度です。裸足で川に入る元気はとてもありません。
通りがかりのお父さんと喋っていると、岩壁の紅葉はまだまだ色が出ていないようで、霜が2,3回降りるともっと色濃くなると教えてくれました。