東大寺二月堂修二会2023〜別火入り〜
2023年2月15,20日撮影
東大寺二月堂修二会の別火入りがありました。
修二会を勤める練行衆11名が、3月1日から14日まで二週間の間行なわれる修二会の本行に向けて、別火坊で合宿生活を送りながら心身の準備をされます。
練行衆の別火入りは2月20日に行なわれますが、今回初めて大導師を務められる森本公穣さんと、初めて参籠される新入の上司永観さんがおられます。新大導師と新入のお二人は本業に向けて準備することが多いため、他の練行衆より5日早い2月15日に別火入りをされました。
過去の投稿→東大寺二月堂修二会2020 〜別火入り 社参 注連縄かけ〜
新大導師と新入の別火入り 2月15日
新入の上司永観さんが別火坊に入られました。新入の練行僧は別火入りの前の2月12日に新入り習礼という行事があるのですが、今年はコロナ感染対策の関係で2月1日に行なわれたと聞いています。今年の新入さんにとっては特別長い修二会となっているようです。
上司永観さんの後しばらくすると大導師を務められる森本公穣が別火坊に入られました。新入としての初参籠は1994年で今年は19回目の参籠ということを新聞の記事で読みました。今年も厳重なコロナウィルス感染防止策がとれられる修二会で初めての大導師はご苦労が多いのではと思います。
残り9名の練行衆の別火入り 2月20日
2月20日は、先に入られた新入さんと新大導師さんを除いた9名の練行衆が別火坊に入られました。6時を少し過ぎた頃から練行衆の方が別火坊に入っていかれます。
東大寺の僧侶をよく知っている人は、お坊様の後ろ姿(頭の形?)だけでどなたなのかがわかるそうです。私はまだまだ修行が足りません^^
別火入りを毎年拝見するたびに思うのですが、練行衆の皆さんの障子を開け締めする所作がほんとうに美しいなと見入ってしまいます。
お二人が同時に来られて別火坊に入られました。
19時前には練行衆のみなさんが別火坊に入られて、いよいよ別火の前半「試別火」が始まりました。