宇陀市向渕 真夏の龍王ヶ渕で
2023年7月20日撮影
この時期は暑すぎて屋外での写真撮影は過酷なシーズンです。少しでも涼しく撮影をしたいと考えて、宇陀市向渕の龍王ヶ渕にへトンボの撮影に行ってきました。
過去の投稿(2020/08)→室生向渕の龍王ヶ渕へボタンクサギを見に行きました 〜龍王ヶ渕のトンボたちも〜
いかにも夏真っ盛りという雰囲気の空です。さすがに龍王ヶ渕まで来ると、標高が高くて木立に囲まれた湿地帯といういうこともあって外界よの焼けるような暑さは感じられません。
この季節はここに訪れる人が少ないようで、駐車場には車が2台だけが止まっています。遊歩道のはるか向こうに人影が見えました。ずーっと水面をみて何かを探している様子で、どうやらトンボを観察している様子です。
カメラの準備が整う前に目の前にチョウトンボが止まりました。よくよくあたりを見渡すとあちこちでチョウトンボが飛び交っています。久しぶりのメタルカラーボディの撮影です。
このスマートなトンボはモノサシトンボです。胴体に規則的に白い模様があって、それが物差しに似ているのでこの名が付きました。
ムギワラトンボかな。あちこちで見かけるトンボです。ムギワラトンボと呼ばれているので一つのトンボの種類かと思うのですが、じつはシオカラトンボのメス♀なのです。
全身が赤いイトトンボがいました。先程のトンボを観察している人に聞くとベニイトトンボだそうです。遠くに止まっているのでちょっとピントが合いにくい。奈良県では準絶滅危惧(NT)に指定されているので珍しいトンボのようです。
この真っ赤なトンボはショウジョウトンボです。一般的にアカトンボと称されるアキアカネと比較して全身が真っ赤なのが特徴です。名前の由来となった猩猩(しょうじょう)は古典書物に記された架空の動物で、体は赤い毛に覆われお酒が大好きという設定です。