斑鳩町斑鳩神社秋祭〜勇壮な太鼓台が法隆寺境内を練り歩く〜
2023年10月7日撮影
10月7,8日に斑鳩神社の秋季大祭が催されました。
斑鳩神社は法隆寺の北東に位置する法隆寺鎮守4社の1つです。秋季大祭では神社の神様が神輿で法隆寺境内のお旅所にお渡りされます。太鼓台はこのお渡りの神輿を迎えるためのもので、法隆寺境内を5地区(三町・西里・東里・五丁町・並松)の太鼓が練り歩く勇壮なお祭りです。
いつもの法隆寺境内とは異なり、この日の境内は太鼓台と祭りのハッピをきた人々でいっぱいです。境内を歩いていくと各地区の太鼓台が集まっているのに出合います。
太鼓台が次々と法隆寺の南大門をくぐり抜けて境内に入っていきます。太鼓台が大きいので門ギリギリの寸法となっており、門に当たらないかハラハラとさせられます。もちろん南大門は国宝指定の建造物です。
門をくぐる時は太鼓台を少し下げて、くぐり抜けくぐったあとに元の体勢に戻します。そのあたりでどうもバランスが崩れやすいようです。バランスが崩れた太鼓台を立て直すのは大変なパワーが要ります。
南大門をくぐったあとまっすぐに進むと五重塔が見えてきます。
4時頃から太鼓台の境内巡行が始まります。5台の太鼓台が2台と3台に別れ、東大門と西大門の間を何度も往復します。
太鼓台がすれ違う時には太鼓の音量も、担ぎ手の掛け声も最高潮に達します。祭りに参加している人からものすごいエネルギーがほとばしってきます。
宵宮でこの熱量なら明日の本祭はどれだけ熱いお祭りになるのでしょうか。