斑鳩の里法輪寺を歩く
2023年10月18日撮影
秋真っ盛り快晴の一日です。今日はなんとなく斑鳩の里を歩きたくなり法輪寺周辺をゆっくり散歩してみました。
過去の記事(2020/10)→秋深まる斑鳩の里 〜法起寺のコスモス、法輪寺の柿の木〜
奈良斑鳩で秋というと「柿くへば…」という正岡子規の句が口について出てきます。「法隆寺の茶店に憩ひて」と前句に書かれていますが、本当のところは東大寺の近くの宿泊先で柿を食べているとき東大寺の釣鐘の音聞いたのだとか。
しかしながら秋の斑鳩と遠くの塔と柿という配役はいかにも奈良という取り合わせだと思います。
法輪寺の塔を見ながら進むと古い農家が額を寄せあうように立っていてその間を狭い道が続いています。
今日は時間があるので普段は通らないような道をあえて選んで歩いていきます。
そろそろ吊るし柿を作り始める時期なのでしょう。
なにかの用があって開けられた穴だと思いますが、何に使われるのか見当が付きません。
このあたりは三井という地名です。聖徳太子が三箇所井戸を掘ったと伝わっていて三井という地名になったとか。この井戸は三つの井戸の一つである「赤染井」と伝えられています。
この場所からの三重塔もいい雰囲気です。
はるか遠くに藁ぼっちが見えたので、藁ぼっち越しの法輪寺三重塔の遠望を撮りました。