奈良市漢国神社 恒例の大祓い獅子神楽奉納2023
2023年12月29日撮影
恒例の漢國神社で行われた大祓え獅子神楽奉納を見せてもらいました。もう10年も漢國神社韓園講、桃俣獅子舞保存会の皆さま、そして豊来家玉之助さんの神楽舞を見てきたことになります。
特に今年はBlogに挙げていない1件を含めて3回目、夏に1回行けなかったのがあるので未遂も含めると4回か。かなり追っかけに近いかもしれません。
過去の投稿(2023/02)→吉野町上市の初市〜漢國神社韓園講の神楽奉納〜
過去の投稿(2022/12)→奈良市漢國神社の大祓奉納獅子神楽 2022
過去の投稿(2020/02)→なら瑠璃絵2020〜光の夜神楽〜
過去の投稿(2018/12)→奈良市 漢國神社の獅子神楽
過去の投稿(2014/02)→なら瑠璃絵 夜神楽
最初は猿田彦の舞。猿田彦大神は天孫降臨の神話で、皇孫ニニギノミコトが地上に降り立つ際に道案内をしました。そのことから、物事のはじまりに現れて全てを最善の方向へ導かれるみちひらきの神様として信仰されています。手に持っているのは漢國神社に伝わる鉾というアナウンスを聞いたような聞かなかったような。
韓園(からその)という演目です。以前は2人で舞っているのを見たのですが最近は一人舞になりました。古そうな獅子頭で五色のカラフルな毛が印象的です。片方の獅子は角があるので、「獅子」と「狛犬」の組み合わせかもしれません。
「抜身 荒神祓い」「抜身 中村」獅子舞の基礎トレーニングとして、獅子頭なし油単なしで口に半紙を加えて落としたり水分でちぎれない様に舞います。普段隠れている獅子頭の中が見えて、さらに誰が舞っているのか顔もはっきり見えるという厳しい鍛錬だそうです。
「荒神祓崩し」
「へべれけさん」酔っぱらいのひっとこと寝ている獅子のコミカルな芸です。
豊来家玉之助さんの大神楽(曲芸)です。とても難しそうな曲芸をお客さんと掛け合いをしながら平然とやり遂げていきます。面白い話芸でグイグイ観客を引き込んで行くのでほんとすごい人です。
盛り上がりどころはフルキャスト総出演の伊勢音頭です。それはそれはご陽気に舞台を動き回りながら歌いまくります。観客も伊勢音頭を知っている人は大きな声で、知らない人は合いの手だけを大きな声で。会場が暖かい空気に包まれます。
たぶんこの雰囲気を味わいたくてこの獅子舞を見続けているんだと思います。
今年もいい天気に恵まれ、ほんと平和で穏やかな気分で獅子神楽を見ることができました。今年一年の厄落としができ、来年へのエネルギーをいっぱい頂きました。漢國神社韓園講、桃俣獅子舞保存会の皆さま、そして豊来家玉之助さんありがとうございました。