桜井市小夫天神社の御田植祭
2024年2月17日撮影
桜井市小夫(おおぶ)の天神社で行われた御田植祭を見に行きました。
毎年2月第2日曜日に五穀豊穣などを祈る祈年祭の後に境内で御田植祭が行われます。
神殿の前には御田植祭で使われる牛の面と、松苗、ナハカズラが供えられていました。
境内には注連縄で区切られた広めの斎田が作られて、その外側に蛇の目に鬼と書かれた的が設けられています。農作業を模したおんだ祭りの最初に弓打ち(鬼打ち)をするのがこの神社の特徴です。
弓打ちが終わり、田んぼの畔切りと畦塗りが行われます。
牛が登場して、唐鋤による土起こし、馬鍬で土を細かく砕きます。
昔の話をきくと、田男も牛もお酒を飲んでいてもっと暴れたようですが、最近は大人しくなり粛々と稲作りの作業が進んでいきます。
宮司さんと氏子さんが籾蒔きを行います。
籾蒔きの後は田植えが行われ、宮司さんに続いて氏子さんも松苗で模した早苗を植えます。
田植えの動作は松苗を地面に置くのではなく肩越しに後ろに投げるのが特徴的な動作です。