田原本町鏡作神社(かがみつくりじんじゃ)の御田祭

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2024年2月18日撮影
田原本町八尾にある鏡作神社(かがみつくりじんじゃ)の御田祭に行ってきました。
毎年2⽉21⽇に近い⽇曜⽇に⾏われ、稲作などの五穀豊穣を祈願する農耕⾏事です。
鏡作神社の祭神は天照国照日子火明命、石凝姥命、天糠戸命で、古来から鏡鋳造の神として信仰されています。
付近には、鏡作伊多神社、鏡作坐若宮神社、鏡作麻気神社など鏡作という名の神社があり迷いながらやっと到着しました。

御⽥祭りの最初に小学生とご婦人たちによる御⽥植舞・豊年舞が行われました。

境内には忌竹に囲まれて大きめの神田が設けられています。神田は本物も水田のように耕されていて畝が作られています。
白丁を身につけた田男が鋤で畔を切り、鍬で土を起こしてもみを撒きます。

籾蒔きが終わると牛使いと今日の主役である牛が登場します。鏡作神社の牛は暴れるので有名らしく、⽜が⼤暴れすればするほどその年は慈⾬に恵まれると伝えられています。

暴れながら田の中を歩き回るうちに土に足を取られて転んでしまいました。これは演技なのか本当に転んだのかよくわかりません。牛の暴れっぷりからすると今年は雨不足の心配はなさそうです。

早苗に見立てた松苗を使って田植えの所作が行われ松苗が空に投げられました。雨が降ることを願っての所作のようです。