東大寺二月堂修二会2024 〜上七日の初夜上堂松明〜

最終更新日

2024年3月1,3,6,7日撮影
二月堂のお水取りの撮影はなんといっても初夜上堂の松明の撮影ということになります。皆さんご存知のようにこの松明は練行衆が初夜の法要を行うために二月堂に上堂する際の足元を照らす道明かりです。毎年二月堂に来てお松明を撮っているのですがなかなか一筋縄ではいかなくて、ピントが来なかったり、露出が吹っ飛んだり、ブレブレの写真となったり。
ある程度安全確実に撮影できる設定で撮る日もありますが、安全設定の写真では飽き足らずつい冒険してとんがった条件で撮影して撃沈する。そんな繰り返しを毎年やっている気がします
過去の投稿(2023/02)→東大寺二月堂修二会2023〜お松明〜
過去の投稿(2020/02)→東大寺二月堂修二会2020〜(お松明3/8〜3/11)〜
過去の投稿(2020/02)→東大寺二月堂修二会2020 〜上七日(じょうしちにち)お松明〜
過去の投稿(2019/02)→東大寺二月堂修二会 お松明

3/1 開山堂前から二月堂の舞台を撮影

初日のお松明はいつもの定番の位置からの撮影です。童子さんが通る辺りに置きピンをして炎の表情を撮りたかったので1/400secぐらいの早めのシャッターを切りました。

3/3 飯道神社の上から二月堂の舞台の南端を撮影

DSC 9357-NEF DxO DeepPRIMEXD.

二月堂に上るのが遅くなり芝生席には入れなかったので、あまり人が来ない飯道神社の上へ場所へ。ほとんど人の来ない場所ですが、なるほど撮影するにはむつかしい場所でした。

3/4 三度の案内のチョロ松明を撮影

二月堂下の芝生席は舞台の真下から松明を見ようとする人でいっぱいですが、芝生席の一番北側には登廊を上る練行衆と松明を持つ童子さんを見ようとする人が早い時間から場所を確保しています。上堂松明が上る前に加供奉行がチョロ松明を掲げ籠宿所と二月堂を3回往復する「三度の案内」の様子もここからならよく見えます。
この松明は三度目の「出仕の案内」の松明で、これから練行衆が上堂することを知らせます。加供奉行が二月堂に上がって「出仕の案内」と堂内に声を掛けると、処世界が「承って候!」と返事をし、礼堂の鐘を打ち鳴らします。

3/6 閼伽井屋の鵜をシルエットにして松明

DSC_0236 強化 NR.

閼伽井屋の屋根には遠敷明神の使いである鵜の瓦が配されています。鵜をシルエットにして松明の火の粉を丸ボケで入れてみました。
なかなか狙ったところには松明の火の粉が散ってくれません。

3/7 芝生席からの登廊と二月堂舞台

芝生席から広角レンズで登廊と二月堂舞台を撮影しました。4,5枚の写真を合成して1枚の作品に仕上げています。