吉野山金峯山寺の花供会式2024

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2024年4月11日撮影

吉野山金峯山寺で御本尊の蔵王権現に桜の開花を報告する花供会式・花供懺法会(はなくえしき・はなくせんぽうえ)に行ってきました。
花供会式は金峯山寺の3大行事のうちの一つで、毎年4月10日〜12日に行われており、1000年の歴史があります。

過去の投稿(2023/04)→吉野山・金峯山寺で花供会式が盛大に行われました 2023
過去の投稿(2022/04)→桜満開の吉野山〜金峯山寺で花供会式が行われました〜
過去の投稿(2021/04)→吉野山金峯山寺の花供会式(花供懺法会)

午前10時に、上千本の竹林院から山伏を先頭に奴行列、金峯山の鬼、僧侶、稚児など、およそ150人の大名行列が1Kmほど離れた蔵王堂まで練り歩きます。この行列は10万石の格式を持った大名行列です。

温暖化の影響で最近では吉野山の桜の開花が早くなってきました。以前は4月10日頃に中千本の桜がちょうど満開を迎えた記憶ですが最近は花を散らしていることが多いようです。それでも今年は昨年より開花が遅いのでこのあたりの桜はまだ花を残しています。

行列の一行は、要所要所でほら貝を吹いたり、掛け声にあわせて踊ったり、大名行列の作法を披露しながらゆっくり蔵王堂に進んでいきます。ここ勝手神社の辻も大名行列の見せ場で沢山の観光客や報道関係者が坂道を下りてくる行列をカメラに収めています。

そして行列の最後には金峯山寺の五條良知管長猊下が乗られた大名駕籠が続きます。

行列が蔵王堂に到着すると花供懺法会が営なわれ、本尊の金剛蔵王大権現に桜が咲いたことが報告されました。

花供懺法会の後、境内では採灯大護摩供が行われ、昨日の千本づきでつかれた餅がまかれました。