奈良市弘仁寺の黄金ちまき会式

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2024年6月13日撮影

奈良市の弘仁寺で黄金ちまき会式(こがねちまきえしき)が行われました。

6月13日は御本尊の虚空蔵菩薩の縁日に当たり、厄除けのちまきが御本尊に供えられます。

普段あまり人がおられない境内ですが、この日は午前中からお参りに来てちまきを求める人が参拝されていました。
御本尊に祈念されたちまきは、家内安全・無病息災のご利益があり、家の軒(のき)や大黒柱に吊るしてお守りとされます。

ちまきは団子を柏の葉で包み更に周りにい草を巻いてあります。この時期のちまきといえば祇園祭のちまきを連想します。
この弘仁寺のちまきも同じように夏越の季節の厄除け、疫病鎮めの願いが込められています。

以前は集落の人達がちまきを作っていたそうですが、高齢化が進んでちまきを作れる人が少なくなりました。いまではお寺でちまきを作っているそうです。