曽爾高原でナンバンギセル探し
2024年9月19日撮影
すこし前からナンバンギセルを見たくなって明日香の高松塚歴史公園や石舞台あたりで探していました。今年は暑すぎる気候のせいか、ススキの根本をしゃがんで探す体力や気力がなくなったせいかナンバンギセルを見つけることができていません。もう少し涼しい場所でナンバンギセルがいそうなところということで曽爾高原まで行ってきました。
曽爾高原は曽爾村の倶留尊山のふもとに広がる高原で広い高原一面にススキが生えています。昔は屋根ふきの材料として使われて、見渡す限りススキに覆われていたのですが、最近ではススキが少なってきました。台風や獣害、観光客の立ち入りなどの要因が考えられるが、はっきりしないようです。
まだすすきの穂が出る時期には早いのですが、若い穂が出始めていて秋空を背景にゆらゆら揺れています。
そしてすすきの足元を探してみると、おっ!やっとナンバンギセルと発見しました。周りの株の状態をみるとすでに最盛期は過ぎたようで花が咲いている株も少ないようです。
ナンバンギセルは1年草なので毎年同じ場所に咲くとは限りません。種が風を受けて飛んでいって、運良く寄生できるすすきの足元に落ちた種が発芽するようです。
お亀池のそばを通って帰路につきました。ススキでいっぱいの曽爾高原は素敵ですが、今日のようなすすきの穂が出始めた時期もいいですね。