上北山村ナメゴ谷の紅葉

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2024年11月12日撮影
上北山村のナメゴ谷は奈良県の紅葉を語る時にここは外せないと思います。今までは上北山村はとても遠いという印象と、国道309号は落石が多いのでタイヤがパンクするという噂を幾度も聞いて単独で行くのはためらっていました。
今回写真友達が誘ってくれて車を出してくれるということでありがたく連れて行ってもらうことに。

国道169号線西原から国道309号に入り、道路工事現場を抜けて狭い道を5,6Km進むと撮影ポイントにつきました(64番)。a.m.8時前ですがすでにカメラマンが10人ぐらい三脚を立ててスタンバイしています。先客の邪魔にならない場所を探してカメラをセットする頃にいいぐらいに山腹に朝日が差し込んできました。

誰が言ったのか「天に龍が昇るが如く見える紅葉」とも表現されていますが、まさに紅葉をまとった龍が山の峰で体を伸ばしているようです。

この尾根筋の広葉樹の帯は、両脇の針葉樹を植林していく際に残されたもので、山火事が発生したときに樹脂が多くて燃えやすい針葉樹のエリアを燃えにくい広葉樹で分割することで延焼を防ぐ役目を担っています。

先程通り抜けた道路工事箇所は、8:30から12:00の間工事で通行ができなくなるようです。8:00から撮影し始めて8:30ってすぐなんです。
どうしようかと迷いつつ、12:00まで腰を据えて撮ることにしました。

ナメゴ谷のポイントを離れて行者還トンネルの方面へ紅葉を撮りながら移動します。どう切り取ってもこのあたりの紅葉は綺麗です。

行者還トンネルからちょっと歩いて谷筋を展望しました。ゆっくり歩きながら紅葉を楽しんだり、ロシア製サイドカーURAL(ウラル)でやってきたライダーにバイクの説明をしてもらったりして良い時間が過ごすことができました。