平城宮跡の夕暮れ一刻
奈良国立博物館では10月28日(土)~11月13日(月)の間、正倉院展が開催されます。10月30日、会期の早いうちに正倉院展を見てきてその帰り道に平城宮跡のススキを見たくなって寄り道をしました。
国立博物館を出たのが遅かったので平城宮跡に着いたときにはすでに日没が迫っていました。広い平城宮跡の中でいい背景といい光があたっているススキを一緒に探すのには時間がなさすぎました。2017.10.30撮影
あちこち探して光が無くなる寸前にほんの少しの間だけ良い光にめぐまれました。ススキの穂が逆光のなかで浮かび上がって輝いています。
風を受けてススキがいっせいに揺れ始めました。
広い平城宮跡ではススキのある位置をちゃんとロケハンしないとだめですね。どこにでもススキがあるように思えますが意外と生育している場所は限られています。
そしてこの季節良い光はあっという間に消えてしまいます。
程なく太陽が生駒の山の向こうに消えていきました。あたりに夕刻の薄暗さが迫ってくるとライトアップされた大極殿が鮮やかに浮かび上がってきました。