同じ「見える化」といっても目的が違う
USAMRUK Malaria Diagnostics and Control Center of Excellence microscopy training – Nigeria, Africa 092009 / US Army Africa
「見える化」という言葉が普通に使われるようになりましたが、同じ「見える化」という言葉でも人によってその目的が異なるようです。
1つめは、目標や仕事のやり方がほぼ決まっている仕事で、そのできばえを大きく影響する要因を監視したり制御する目的の「見える化」
2つめは、仕事の目標ややり方の変化が多い仕事で、みんながプロセス全体の状況を見ることで、チームの自律性を高め判断のスピードを上げるための「見える化」
いわば、プロダクト品質を制御するための「見える化」と、課題を発見するための「見える化」と言えます。
リーダーが「見える化」したい内容とメンバーが「見える化」したい内容がずれていると、根っこのところで話が通じなくなりチームがぎくしゃくしてきます。
「見える化」という言葉を嫌う人がいますが(わたしもその一人です)、目的を明確にしないままありがたい呪文のように「見える化、見える化、見える化」と唱える人がたくさんいるからかもしれません。