「忙しいので」は口に出さないほうがいいよ

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busy person

仕事が期待されたレベルに届かなかった時に「忙しいので」とか「時間がなかったので」とできなかった理由を説明する人がいます。社会人ならこれらの言葉を絶対に口に出してはいけません。

学生気分の残っている若い人ならまだしも、中堅社員ともなると時間管理能力は当然備えている能力して周りから要求されます。いい年齢のビジネスマンが「忙しいので」と口に出すことは、まるで忙しい事柄がよそから降ってきて私はその被害者なんですと言っているように聞こえます。まさに「私は時間を管理する能力がありません」と公言しているようなものです。

あなたが「忙しいので」と説明したときに相手が了解することもあるでしょう。しかしそれはあなたが忙しかったことを理解したり気の毒がったりしたわけではなく、単に「この人は自己管理能力のない人なので仕方ないな」と思われているだけなのです。厳しい指摘から自分を守るという意味では「忙しいので」は使い勝手のいい言葉ですが、その対価として無言の厳しい評価を下されているのです。

忙しさから来るストレスを軽くするためには仕事の計画を作るのが解決の糸口となります。忙しすぎて計画なんて作れないという人がいます。計画を作り時間があるなら仕事をかたっぱしから片付けて行きたいのでしょう。
でも、忙しさを理由に計画を作らないひとはさらに忙しくなります。計画を作れば少なくとも「忙しいので」というエクスキューズは出なくなります。

仕事管理の計画を作るにはさまざまな方法が紹介されていますので自分にフィットするやり方を探しましょう。
私の場合はデビッド・アレン氏のGTD(Getting Things Done)がフィットしました。解説書としては田口 元氏の「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」がおすすめです。

もっと簡単に始めたいなら、毎日の計画と振り返りを習慣化するのはいかがでしょう。
毎朝仕事に取り掛かる前に、今日片付ける仕事のリストを作り、それらにどれくらいの時間が掛るのかを見積ります。
夕方に退社する前に、できた仕事をチェックし、どれくらい時間がかかったのかの実績を記録します。
慣れていないと多少時間がかかりますが、2週間も続けると習慣となって負担に感じなくなります。この簡単な計画・振り返りを生活のリズムの中に入れるだけで劇的に忙しさからのストレスが減ります。