競合他社ばかり追いかけていると自分のほしいものが作れない
Stand Out from The Crowd Unique Golf Tee Game September 19, 20119 / stevendepolo
商品開発で競合商品のベンチマーク評価を行って自社商品の商品仕様を検討することは大切な仕事です。しかし、あまりに他社商品をマークしてその動向を追いかけてばかりいると自分たちが作りたかったものを見失うことになります。
お客様から見て同じように見える商品を市場に出すことで、果たしてお客様の幸福度は少しでも上げることはできるのでしょうか。単に商品の選択を難しくしてお客様を混乱させているだけではないでしょうか。競合商品そっくりの商品を作ることでいままで応援してくれていたお客様をがっかりさせることはありませんか。
メーカーに求められていることは、生活の中の様々な要求を察知して、様々な制約条件の中で資源をうまく使って、それらの課題を解決するアイデアを製品やサービスという形でお客様に届けるのが、本質的なところだと思います。そしてその解決の形にメーカごとに異なった方法や具体的な形があるべきだと思っています。
メーカーの技術者として仕事をするならば、他人の意見や他社のやり方をそのまま使って商品を出すのではなく、自分の頭のなかでアイデアを練って理論構成をし、自分のやりたいことを形にしませんか。あなたのアイデアがはっきりとしたメッセージとなって伝わって、そして、そのメッセージに共感していただけたなら、お客様は喜んでその商品を使ってくれるでしょう。
他人の意見やアイデアをコピペしてそこそこな商品を作るよりはるかに楽しそうな仕事じゃありませんか。