コミュニケーションを回復するスタート地点は自分側にある
あなたが不機嫌になったりふてくされていても、周りの人はそんなに同情してくれるものではありません。ただあなたが周りからうっとうしく思われて損をするだけです。物事がうまくいかなかった時に、自分以外にその原因を押し付けて、相手の不誠実なふるまいをなじる人がいます。「自分は悪くないのだ」という自分へのなぐさめにはなるのですが、自分の頭の中でその思いが何回もリフレインして決して心が休まるものではありません。
あなたの頭のなかでは正当と思えることも、他の人はあなたの頭の中を理解できるわけじゃありませんし、物事の考え方や価値観も異なります。「なぜあの人はこの話を理解できないのだ」と感情的になったところで刺々しい言葉の応酬の結果「だめだ、私のことなど何も判ってくれない」という結果になります。
あなたに見えているものは真実ではあるけども、かといって相手に見えているものを否定できるものではありません。自分の真実だけを主張するばかりではいいコミュニケーションが成り立ちません。無愛想に黙りこくっているあなた、あるいは攻撃的な態度のあなたをどう扱っていいのか周りの人はとまどっています。
なにはさておき、にっこり笑って、言葉をだして、まわりの人達とのコミュニケーションを再構築しましょう。関係を回復するためのスタート地点は常に自分側にあるのです。