子供時代のいい体験がプロジェクトをけん引する原動力になる

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In the sandpit
In the sandpit / lupinoduck

入社した時点ではどの人がPMとして伸びるのか、あるいは伸び悩むのかはまず判らないのですが、仕事をやりだして4,5年も経つとPMに適性のある人とない人の違いが見えてきます。

PMにむいている人は、目標やゴール以上の成果をめざそうと頑張ります。変化に対して柔軟に対応ができます。むしろ変化があることを楽しんでいるようにさえ見えます。おそらく、目標以上の成果を成し遂げるためには既存の仕組みやルールを変えなければ達成しないことを入社してからいままでの仕事の中で学習したのでしょう。

そして、自分の仕事の範囲はここまでと決め込まずに、境界の外に足を踏み出します。仕事範囲を自分の意志で越えて行くといやおう無しに責任が増えて権限も増えていきます。新しい人とのつながりが増えて協力を得やすくなります。新しい方法を発見したり、外部の知識を得ることができます。その結果大きなアウトプットを生み出すことができるようになります。

これらの能力は会社で得たものは少なく、ほとんどは子供時代の体験によって育まれたものではないかと思います。子供の頃の少しがんばればいいことがあったという体験、他人に一生懸命奉仕して喜ばれた経験、親や友達との信頼関係の中でできた「自分が好き」、「自分のことが大切だ」という感覚、自分の行動が引き起こす少し先の未来を想像できる力。
そのような子供時代のいい体験がプロジェクトをけん引する原動力になっているように感じます。